出湯温泉物語

新潟県最古の湯、五頭温泉郷出湯温泉。江戸時代から続く旅館「清廣館」より出湯温泉で広がる物語をお届けします。
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出湯温泉の名前の起源

こんにちは。ようやく出湯温泉も先日梅雨明けしました。
目を細めて空を見上げると、さんさんと輝くお日様の姿が。
お日様からエネルギーをたっぷりもらいました。

先日、妹から投げかけられた質問があります。
「出湯温泉が出湯温泉と呼ばれ始めたのはいつくらいからなの?」

「ごめん、わからないわぁ」が彼女への答えでした。
こんなときは、お隣の考古学者、川上先生に伺うのが一番です。
(最初に出湯が温泉だったことが載っている古文書は
「湯川条」と出ていたよなぁとぼんやり覚えていたのですが・・・)

お忙しいお仕事の合間にお邪魔してしまいましたが、
早速答えを伺ってきました。

出湯温泉の「出湯」 という名前が出てくる、、おそらく最初の書物
(信用できる書物)は、南北朝時代に書かれた「神道集(しんとうしゅう)」
という物だそうです。作者は不明なのですが、この本は、名の知れた
お寺のお話が書かれていて、その中に出湯温泉の華報寺も出でくる
のこと。
何でも、出湯華報寺(けほうじ)の良観(りょうかん)和尚が妖怪退治をした
というお話が載っているそうです。そこで「出湯」という地名が使われて
いる模様。少なくてもその頃には、既にこの地が「出湯」という地名で
世間に知られていたということになります。

まだ文字が発達していなかった頃、そして、文字が発明されてからも、
文字を使うことが出来たのは、ごくごく限られた人々でした。
人々は音の響きでもってコミュニケーションをとっていたのでしょうが、
「湯」が「出る」から「出湯」とは、なんともシンプルで且つわかり易い地名です。
(ちなみに、以前川上先生からうかがったのですが、出湯温泉の漢字の
逆並べ、「湯出」という地名が九州にあったようです。)

せっかくですので、先ほどの「湯川条」についても改めて読み返して
みました。

ありました、ありました。
1238年に書かれた古文書、「大見文書(おおみもんじょ)」
です。この書物の中に「白川荘猿田村并湯川条・・・」と出ていて、
「湯川条」というのが温泉を物語っているそうです。このお話はまた後程
いたします。

今日は、出湯温泉の新たな歴史の一場面が発見出来き、うれしい
一日となりました。質問してくれた妹と、それに答えてくださった川上先生に
感謝です。
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