出湯温泉物語

新潟県最古の湯、五頭温泉郷出湯温泉。江戸時代から続く旅館「清廣館」より出湯温泉で広がる物語をお届けします。
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情熱いっぱい、奥深き越後の酒造り

こんばんは。ちょっぴりお久しぶりです。
今日は霞みがかった感じのお空の出湯温泉でした。
どうやら私どもの地域でもPM2・5が基準値を
超えたらしく、市の広報車が注意喚起に回って
来てくださいました・・・日本と周りの環境が
気がかりです…

さて、素敵なご縁をいただきまして、今日は
新潟県は上越地区にある酒蔵さんへ特別に
見学にお邪魔させていただきました。



越後を代表する銘酒、雪中梅の丸山酒造場さんです。
社長でいらっしゃるM様の優しいお言葉にずうずうしくも
甘えさせていただき、押しかけてしまいました。
お忙しい中、私たちのために貴重なお時間を割いて、
一工程ずつ丁寧にわかりやすくご説明くださりました。

こんなにじっくりとお酒造りの工程を拝見させてもらえたのは
生まれて初めてです。本当にありがたい機会を与えて
いただき胸いっぱいです。

お酒造りはそれはそれは繊細なお仕事で、まずは
何をさておき、清潔さが一番の重要なポイント。
お蔵の中はどこもかしこもぴかっぴかで、塵ひとつ
として落ちていません。常に行き届いた衛生管理が
徹底されていて、とっても清々しい空気が漂っています。
お酒の神様がいらっしゃるのでしょう、きりりとした神聖な
空気に包まれていました。磨き上げられた木製のお道具は、
使い込まれているのでしょうが、全く古びることなく、
とっても綺麗な状態で、ほれぼれする美しさ。

木の壁に囲まれた麹を育てるお部屋に入ると、ふわっと甘い
麹の香りが漂っています。昔ながらの麹作り「箱麹法」を貫き、
吟醸酒や本醸造酒はもちろんのこと、普通酒も麹を起こす
作業はほぼすべてが手作業で、用いる小箱も細部にこだわった
木製のオーダーメイド。杜氏さんたちは泊まり込みで麹の
お世話をするそうです。お話に耳を傾けながら、終始感動
しっぱなしでした。

そうそう、お酒の醸し出す香りって、手ですくえるのですよ。
今日教えていただいた素晴らしい発見でした。

お酒造りはいくつもの工程を、時間をかけながら進んで
ゆきます。その時の天候や、お米の状態等、自然相手での
作業工程はまさに杜氏さんのさじ加減で決まりますし、
それが杜氏さんの腕の見せ所。お酒造りは奥が深いですね。
(と、一回拝見しただけで、偉そうには申せませんが…)

一時的なマスメディアの風潮や時代に流されることなく、
決して量産することに重きを置かず、情熱のぎっしり詰まった
上質のお酒を、地元の方々に愛されるお酒をひたむきに
造られるお姿に深く感銘を受けました。

M様は自然を慈しみ、地域を愛し、かかわられている周りの
方々を尊ばれている、とっても魅力的な方です。素敵で
楽しいお話に、ついつい引き込まれてしまい長居をして
しまいました。「お酒造りはオーケストラみたいなのよ」と
おっしゃった言葉がとても印象的でした。

新潟県には90強の個性豊かな酒蔵があるそうです。
越後人として、ここはもっとお酒を勉強し、お酒のことを知ろうと
心に決めた、午後のひと時でした。

Mさまはじめ、丸山酒造場の皆さま、今日は貴重なお時間を
本当にありがとうございました。

越後路 | comments(0) | trackbacks(0)

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