出湯温泉物語

新潟県最古の湯、五頭温泉郷出湯温泉。江戸時代から続く旅館「清廣館」より出湯温泉で広がる物語をお届けします。
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越後ごぜ唄in東京:後編

 さてさて、ごぜ唄コンサートの続きです。

萱森さんのごぜ唄を聞かせていただくのは、今回で3度目です。でも、
実は、一度として落ち着いてゆっくりと聴かせてただいたことがないのです。
(地元では、コンサート会場スタッフの一員です。聴けないのは当たり前ですね・・・)
ですので、萱森さんのごぜ唄をコンサートが最初から最後までずーっと聴ける!
と今回はとても楽しみにしていたのです。

この日は、祭文松坂(さいもんまつざか)、通称、段物と呼ばれる
物を中心にコンサートは進んでゆきました。段物は、物語仕立てになっていて、
ストーリーの展開が楽しめます。この度の演目は、「葛の葉子別れ」。
全部で4段ある段物です。この日は前半の1・2の段でした。何でも、
この演目は、何百とあるごぜ唄のレパートリーでも、常に人気の高いもの
なんだそうです。「喜怒哀楽」で分けると、「哀」のジャンル。洋の東西問わず、
いつの時代も、この手のお話に、特に人は心を奪われるのだなぁと思います。
それにしても、この「葛の葉子別れ」、最後がとても気になります。どんな
結末なんでしょうか。4月26日の出湯温泉でのコンサート、絶対に聞き逃せません。

萱森さんは、この段物の途中で、色々な短めの唄もご披露くださりました。
興味深かったのは、「佐渡おけさ」です。越後ごぜ唄には「長岡系」と「高田系」
といわれる2つの節回しがあるらしく、萱森さんは、ハルさんのご指導の下、
どちらの系統でも唄えるそうです。これは、とてもすごいことだと思います。
今回は、佐渡おけさをその両方の節回しで唄ってくださいました。2つとも、
同じごぜ唄と呼ばれるものなのに、ぜんぜん違った印象です。私が受けた
印象は、「長岡系」は、控えめでしっとりとした感じ、対する「高田系」は、三味線が
ノリノリな感じ。どちらもそれぞれに味わい深かったです。

そして、コンサートは、終わりへと近づき、とうとう最後の演目に。萱森さんは、
唄の最初に、その唄の背景を簡単にご説明くださるのですが、この唄だけは、あまり
ご説明がなく始まりました。珍しく、三味線も無しの、アカペラです。

今ここで、この最後の唄のことを書いてしまうと、今度お聴きになる皆様の
楽しみがなくなってしまいますので、あえて内緒にしておきますね。
この唄が終わって、気がつくと、涙が頬をつたっていました。会場からは
私のように、泣いている方が何人もいらっしゃいました。

ごぜ唄って、いいですね。大満足のコンサートでした。萱森さん、スタッフの皆様、
本当に素敵なお時間をありがとうございました。また来年を楽しみにしています。
出湯温泉でのコンサートも、楽しいものになるよう、準備させていただきます。



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