出湯温泉物語

新潟県最古の湯、五頭温泉郷出湯温泉。江戸時代から続く旅館「清廣館」より出湯温泉で広がる物語をお届けします。
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ウシトラ

こんばんは。今日の出湯温泉はは風の強い一日でした。

今日は丑寅の日です。当館目の前にある華報寺には
優婆尊(うばそん)が祀られています。ちょっと前までは、
丑寅(うしとら)の日には盛大なお祭りがあり、このお祭り
とともに丑寅の湯治を愉しむお客様でとても賑わっていました。
遠くは北海道からもお見えになっていたんですよ。

お経が終わると団子まき(お供え物のお裾分けのような
ものです)があり、住職とお手伝いにいらした近くの
お坊さんがお参りに来た方たちに豆まきのように分け
与えてくれました。幼かった私は、無我夢中でミカンや
飴玉やおまんじゅうを拾っていましたっけ。とても楽しい
思い出です。

最近はにぎやかなお祭りではなくなってしまい、ちょっと
寂しいのですが、それでもお参りにいらっしゃる方々が
ご宿泊してくださいます。

丑寅の日は、出湯温泉にとって特別な日です。
湯治場って、やっぱりいいなぁ、と改めて感じる一日
でもあります。これからもつつがなく、この湯治文化を
残していきたいと思います。

これからゆっくり丑湯につかるとします。

出湯温泉歳時記 | comments(2) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

はじめまして。丑寅のお話が出てたので、懐かしくなりました。新潟市に住んでいた私の祖母はウシトラのお参りをするために出湯へ行くのを毎年楽しみにしていたものです。祖母から聞いた話では、たいそう盛大で賑やかだったそうですね。
新潟市から出湯まで歩いて行ってましたから、今では考えられませんね。
これからもお宿を大切に守ってください。
momo | 2010/03/06 2:47 PM
momoさま、

コメント、温かいお言葉どうもありがとう
ございます。
おばあさま、丑寅のお祭りに歩いて新潟から
お越しくださっていたのですね。遠いところを
本当にありがとうございました。こうして
足を運んでくださった方々のお話をうかがえて
とても嬉しいです。
出湯温泉は昔の面影が今も色濃く残っております。
どうぞお時間あるときに、お茶でもお飲みに
お立ち寄りくださいませ。当館の大女将と
女将と昔話に花が咲くことでしょう。
seikokan | 2010/03/07 9:35 AM
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